僕たちは高校 3 年生と小学校 6 年生を同じ教室に集めて、同じ教科書を使って授業をしている。まずみんなに教科書どおりの説明をするけど、当然ながら小学生の子たちは正しく理解できない。僕たちは彼らの机まで行き、説明してやらなければならない。「あのね、ここはわかりやすく言うとね…」

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この見慣れた光景に高校生たちは心底うんざりしている。彼らは早く次のページに進み、授業を終わらせたい。その気持ちはふたとおりの教え方をしなきゃいけない僕たちも同じ。でも机の半数以上を占領している小学生を無視するのはなかなか難しいんだ。

しかしついに、この小学生のうちの何人かが卒業することになった。これで少しはましな授業ができると思った。ところが。

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小学校 6 年生のうち半数は留年。残り半数も卒業ではなく、なんと小学校 7 年生という新しい学年を作って進級してしまった。この新 7 年生は 6 年生に比べればまだ理解力はあるけど、でもやっぱり小学生だから、高校生と同じ授業を受けるのは難しかった。つまり僕たちは 7 年生のための新しい教え方を考案しなきゃならなかった。

この時点で、勘のいい教師はうすうす感づいていたのかもしれない。そしてあるいは新たな授業法を模索しはじめたのだろう。でも僕は楽天家だった。あの子たちもいずれは卒業していくから、それまでの辛抱。そう考えていた。

そして、春。別れの季節。小学校 6 年生と 7 年生の何人かは残念ながら留年が決まっていたけど、それは予想できたことだった。でも何人かは今度こそ卒業してくれるだろう。そう、僕は楽天家だった。

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最後の教え方はでたらめなので、誰にも理解できません、念のため。でもでたらめを教えたくもなる。まさかの小学校 8 年生。悪夢以外のなにものでもない。にぶい僕でもついに気づく。彼らは卒業するつもりなどないのだ。おそらく彼らのうち何人かは何食わぬ顔で 9 年生に進級し、何人かは 6 年生のまま。いずれにせよ教室に居座り続けるだろう。

これでは永遠に授業が終わらない。こんな効率の悪いことを続けていては僕たちのからだが持たないし、授業をしっかり理解してくれている高校生の子たちにも申し訳ない。そう、ついに新しい段階に進むべきときが来たのだ。

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これが、現時点で僕がベストと考えるアプローチ。

小学生のために授業を中断するのはもうやめだ。彼らが理解できようとできなかろうと、まずはきっちりと教科書どおりに授業を終わらせる。高校生はここで帰ってよし。そして放課後、授業についてこられない小学生を集めて居残りの補習。ちなみにこの補習用の資料は学年別にそれぞれ用意することも可能だけど、きりがないのでほどほどにしておく。

時間と労力を割かなければいけないことに変わりはないけど、本来の授業と明確に分離することの意味は小さくない。とりあえず、高校生を無駄に拘束せずに済むだけでも大きな前進だ。