良いニュース! YouTube が IE6 のサポートをまもなく打ち切るという。現在 IE6 で同サイトを訪れると、インターネットをより楽しんでいただくためには、最新のブラウザにアップグレードしてください。 YouTube での Internet Explorer 6 のサポートはまもなく終了します。今すぐアップグレードしてください。というメッセージとともに Firefox 3.5、Google Chrome、そして IE8 のダウンロードを促すリンクが表示される。
YouTube という人気サイトがこのような決断をし、かつそのことを大きくアピールしてくれたことの意義はとても大きい。なぜならこのアピールは「ブラウザってなに?」という人たちにも有効なのだから。彼らにとって Web ブラウザは PC にあらかじめ備わるひとつの「機能」にすぎず、乗り換えるもなにも今のところインターネットが使えていれば問題はないのである (ソースはうちの妻)。だから Firefox や Chrome がいかに安全で快適なブラウザであるかを 100 万回アピールしても、「YouTube が観られなくなるよ」のひと言には勝てない。これは IE6 の死をかなり後押ししてくれるはずだ。ここでほかの人気サイトが便乗してくれることを期待してやまない。
それにしても、「IE6 のシェアが下落」とか「IE6 をサポートしない宣言」とかいう話題が出たときに必ず聞こえてくる、「でも日本ではまだダメだよね」とかいう声っていったいなんなんだろう? そんな根拠のないあきらめをどこかの誰かが語るのを聞くうちはまだいい。最悪なのはその声が自分の頭の中で聞こえたときだ。
しかし時代は変わる。今回の YouTube のメッセージは IE6 ユーザにブラウザのアップデイトを促すだけじゃない。僕たちのような Web のフロントエンドで日々もがいているディヴェロッパを勇気づけてもくれる。YouTube に (つまりは Google に) 拍手。