WordCamp と俺

いよいよこんどの日曜日に開催がせまった WordCamp Tokyo 2011。俺もデザイナーとして運営に参加しているわけですが、その運営スタッフがおのおののブログに日替わりで WordCamp についての記事を書く リレーブログ なる企画があり、このたび 真木さんからのバトン を受けて、いよいよ俺に順番がまわってきました。

何を書こうか少し悩みましたが、とくにこれといったネタもないので、俺と WordCamp の関係や、俺が WordCamp について思うところなどをだらだらと書いてみます。ちなみにこのブログでは Web デザインについて淡々と書くことがほとんどなので、こういったスタイルの記事はめずらしいです、すごく。

さて、俺がはじめて WordCamp に参加したのは 2010 年春の WordCamp Yokohama 2010 でした。俺は基本的にこういったセミナー的なイベントにあまり積極的に参加しないし、それまで WordPress についてさほど勉強してたわけでもないのですが、当時仕事してなくて時間もあったし、タダだし、っていう軽い気持ちで参加したのでした。

会場でまず感じたのは、運営のある種の「ゆるさ」のようなものでした。かと言ってイベントはぐだぐだにはならず、なぜかそれなりに進行していく。少し大げさに言うと、イベントが運営スタッフによって動かされているのではなく、イベントが参加者もスピーカーもスポンサーも巻き込んでそれ自体の意思でずるずると動いているような、そんな感じ。そして俺にはその感じが面白かったし、けっこう心地良かったんです。

カンファレンスも、その筋の権威をお招きしてありがたいお話をうかがうみたいなノリがまるでなくて、現場で実際に WordPress に関わっている人たちがそれぞれの知見をシェアする場、という印象。スピーカーと参加者が明確に分かれてなくて、参加者のうち何人かがたまたま登壇してしゃべっている、そんな雰囲気でした。

カンファレンス後の懇親会も、ふだんならその手のはシカトしてとっとと帰るとこなんですが、勢いで参加してみたら思いのほか楽しかったです。あまり関係ないですが、そのとき こもりさん にはじめてお会いして、「いま無職なんですよ」みたいな話をしたら「僕も無職みたいなもんです」って返されたのが妙に印象に残ってますね。

というように WordCamp Yokohama 2010 がとても楽しかったので、もし自分にも貢献できることがあればやってみたいなーなどとぼんやり考えて、横浜で出会った運営スタッフの じゅんさん に、もし次に首都圏で何かやるときは呼んでねーみたいな話をしてたんです。そしたら今年の秋、こんど東京でやるのでデザイナーやりませんかと声をかけていただき、今に至るというわけです (ありがとう、じゅんさん!)。だから今回の WordCamp に参加して自分も何かやってみたいと思った方は、実行委員長の とおるさん あたりをつかまえて「何かやらせろ」って言ってみるといいです。なんなら次回の実行委員長とかやらせてもらえます。

以上、WordPress をマニアックに追っかけているわけでもない上、人見知りするし出不精だし友達も少ない、そんな俺でも WordCamp は楽しめるし、その気になれば運営スタッフとして関わることもできるよ、という話でした。参加登録 がまだの方はお早めにどうぞ!