ハヤカワ・ポケット・ミステリのデザイン

ハヤカワ・ポケット・ミステリ、通称「ポケミス」は 1953 年から現在まで刊行が続いている翻訳ミステリのシリーズ。黄色い小口と抽象画の装画による特徴ある装幀を目にしたことのある人は多いと思う。その装幀を手がけていた勝呂忠氏が 2010 年に亡くなり、『虐殺器官』や『これからの「正義」の話をしよう』などの仕事で知られる装幀家の 水戸部功 氏がその跡を継ぎ、デザインも一新された。

ここに並べたのはそのリニューアル後の作品。タイポグラフィを中心に据えたデザインは書店で大いに目を引く。おそらくペンギン・ブックスの Great Ideas シリーズ などを意識されてるのかなとか思うけど、ここでそのデザイン手法などについてどうこう言うつもりはないしそれができるとも思ってなくて、ただ好きなので並べてみたかっただけ。もし僕がいつかまかり間違って本を書くようなことがあればこの方に装幀をお願いしたいなー (妄言)。